知っておきたい政府労災のこと

知っておきたい政府労災のこと

意外と知られていない労災保険の内容

私は以前勤務していた職場でたまたま怪我をしてしまいました。 物流系の職場だったんですが、荷物が大量に入ったコンテナを手で引いている際に右足をコンテナの車輪に巻き込んでしまい、コンテナが足の甲に乗ってしまうという形になりました。 あまりの痛さにその場で蹲ってしまいましたが、直ぐに他のスタッフがやって来て応急処置をしてくれました。出血は殆どなかったんですが、腫れが少しとやはり痛みが酷かったのです。

結局会社から直ぐに病院に行くよう言われましたが、上司からは病院の受付で必ず「政府労災」で、と言うよう指示されました。 私は最初なんのことかわからなかったんですが、同僚から聞かされて初めて労災保険のことだと知ったのです。一般的には労災で通っていますが、正式には「政府労災保険」だというのだそうです。

最初から労災と言ってくれれば分かりやすいのにと思ったのですが、とりあえず病院に行きました。 この労災保険(政府労災)の嫌な点は、最初の診察料はとりあえず全額自己負担だということです。

私はそのとき初めて職場で事故に合って労災を受けたんですが、同僚から最初は全額自腹だと聞いて驚いてしまいました。保険証も利かないとはどういう事だろうと納得出来なかったのです。

要するに最初は保険も利かず全額自己負担ですが、その後会社に書類などを提出し労災認定されれば全額自己負担分は戻って来るということでようやく納得出来たのです。 職場で事故に合うことは滅多にないとはいえ、改めて勉強になった感じです。